老人性乾皮症の原因とスキンケアのコツ

老人性乾皮症とは、加齢により皮膚の乾燥が進み、痒みを生じることです。

乾燥のために皮膚が白い粉を吹いたようになります。

さらに症状が進むと鱗屑といって、角質が厚くなって剥がれ落ちる状態にもなってしまいます。

強い痒みのために丈夫な皮膚まで掻き壊してしまうこと、掻き壊した部分に雑菌が入って炎症を起こすこともあります。

直接的に生命には関わりませんが、とても辛い症状を持っている疾患です。

その名の通り、高齢者に多い疾患ではありますが、20代の若者やアトピー素因を持つ子どもにも見られることがあります。

若者の患者では、間違った清潔志向などにより皮膚を洗いすぎてしまい、必要な油分までが取り除かれてしまっていることが原因の場合が多いようです。

老化によるものでは、セラミドや皮脂分泌の低下などが大きな原因になっています。

症状が出やすいのは下腿や腰まわりです。また、空気が乾燥する秋から冬にかけては症状が出やすくなります。

治療は皮膚のバリア機能の改善が重要です。

尿素の入った軟膏やワセリンでの保湿、炎症を起こしているときにはステロイド剤を使うこともあります。

長湯をしない、石鹸で洗いすぎない、皮膚に刺激を与えない、爪を短くする、といったことも症状の改善や予防に重要です。

悪化させないスキンケアのコツ


老人性乾皮症を始めとし、肌の乾燥対策にはスキンケアがとても重要です。

何よりも保湿を重視してケアを行いましょう。

一番大切なのは、入浴後の肌に湿り気が残っているうちにスキンケアを行うことです。湯船からあがってから、遅くとも10分以内に完了させてください。特に乾燥しやすいのは膝から下の部分や腰まわりですから、そういった部分からケアをしていく方がよいでしょう。

市販の化粧水やクリームを使ってもよいですし、ワセリンや処方された軟膏などでも構いません。オールインワンのゲルタイプなら手軽にケアできますが、乾燥が目立つ肌にはもの足りないかもしれません。

他のアイテムをプラスして使うなどの工夫が必要になるでしょう。

セラミド入りのものは少し高価になりますが、高い効果が望めます。湿疹や炎症がある部分は、ステロイド剤などで綺麗にしてしまうことが重要です。

自己判断でケアを行うと悪化することもありますから気をつけてください。

市販の商品を使う場合は、添加物や保存料が刺激となることもあります。

普段はそういった物質に反応しないとしても、肌がデリケートなときにはどうなるかわかりません。

商品を選ぶ際に、そういったことも注意してみてください。